2009年 12月 21日
さて、先週はこまごとと色々あってあまりDVD見れませんでしたが、それでも少しづつ観てました。人のお勧めとかもちょくちょく観るんだけど、人が紹介したのをまた僕が紹介してもつまんないんであんまり周りが取り上げないものを中心に。でもそうすると頭悪そうな映画が多くなっちゃうんだけど(笑)。 ターミネーター4 僕の前後の世代の特に男子って、小中学校の頃に「ダイ・ハード」とか「ターミネーター/ターミネーター2」とか「コマンドー」とか「ランボー2」とか、そういうハリウッドの娯楽アクション映画を必ず観てると思うんですよ。だから小中学校の頃は「映画ってそういうもん」みたいな思考が頭の片隅にあって、それはこの年齢になっても自分の映画ライフにどこか暗い影を落としていて、「ダイ・ハード」や「ランボー」の続編が出たら一度は観ないといけない義務感に襲われます。勿論、「ターミネーター」についても同じで、このたびレンタルしてきたわけです。まぁ頭空っぽにしてCGの映像とかそれなりに楽しめたような気が。映画館で観てればもっと楽しめたと思うんだけど、これに1800円出すのは勿体無いですね(笑)。 カリートの道 70年くらい?のニューヨークを舞台にした渋いギャング映画。刑務所から出てきたかつての麻薬王が堅気になって南国でレンタカー屋をやるために資金を集めだすんだけど、やはりかつてのしがらみから結局は裏社会の色々に関わっていってしまい・・・ってなお話。凄く面白かったす。おすすめ。アクションの棚にあったけど別にアクション映画ってわけでもなく。しかし主人公のカリートも元麻薬王というわりには部下らしい部下もおらず、他のファミリーも文字通り家族同士で繋がっていたり部下っぽいのが少なかったりで、それぞれの組織が非常に小規模。ギャングってそういうもんなのかしら?まぁ日本の893も10人以下の組とかいっぱいありそうだしねー。 アドレナリン 僕は「ウォンテッド」とか「ジャンパー」みたいな、頭空っぽにして観れるアホ映画が好きで、時にどうしてもそういうのを求めてしまうんですよね。ウォンテッドは色々アホすぎる設定が最高だったし、「ジャンパー」は主人公の思考回路が中学生並みなところが良かったです。「ジャンパー」とかブログで取り上げたりするとちょっと頭悪い人と思われるからブログには書かないという向きもありますが(笑)みんな観てるってことで。まぁそんなわけで、この「アドレナリン」の続編に当たる「アドレナリン・ハイボルテージ」が観たかったんだけどまだレンタルしてなくて。それでじゃあ一作目からまず見ようとこれ借りたんだけど、うーん、どうですかね。正直、つまんなかったです(笑)。まぁそこまでひどいわけじゃないけど、なんか演出とかストーリーとか、自分にはピンと来なかったな。「アドレナリン・ハイボルテージ」のほうに期待したい。 アンタッチャブル この映画なぜか好きで数年に一回観てしまいます(笑)。まぁ有名な映画なんでみんな観てると思うけど。娯楽映画として面白いのは勿論のこと、勧善懲悪的な内容で正義は勝つみたいな単純明快なところが安心して観れるからかしら?名シーンもたくさんあるし。やっぱり一番好きなのはケヴィン・コスナーが殺し屋の一言に激高してビルから突き落とすシーンっすね。今回、この映画を観たことが無いという人がいたので、やはり数年ぶりに観ることに。 ビハインド・ザ・サン 20世紀初頭のブラジルを舞台に、代々土地を奪い合って殺しあってる2つの家族を描いた映画。「モーターサイクル・ダイアリーズ」の監督だけに、荒涼とした風景の映像は綺麗。話としては、憎しみの連鎖は何も残さないし何処かで断ち切らなければいけない、っていうことでいいかしら?悪くなかったけど、もう少し、なんか、こう・・・うまく言えないけど期待ほどよくもなかったかなー・・・。時間も短めでわりとあっさり終わってしまったような。しかしたかだか100年前にブラジルでは本当にこんなふうに家同士が殺しあってたのか?しかも殺しにもルールがあって、シャツについた血の色が変わったら復讐を行う、復讐はひとり殺されていたら相手をひとりだけしか殺さない、みたいな。土地を奪うのが目的なら皆殺しにすればいい気がするんだけど(実際、皆殺しにしようみたいな場面ありますが)。名誉がどうとかで、復讐は必ず実行、ルールは遵守ということになっておるようです(?)。 ひかりのまち 自分は「これを借りるぞ!」みたいに思ってレンタル屋に行くことってあんまりなくて、なんとなくその日の気分でどんな映画かわからないままに選ぶことも多いんだけど、これもそのうちの一本。しかしこれは凄くいい映画だった!三人姉妹とその周辺の人々の日常の三日間を切り取った話。これが出てくる人たちがみんな普通なんだけど不完全な人ばかりで、特に主人公は毎晩伝言ダイヤルでデートの相手を探して寂しさを紛らわせるけどやっぱり孤独、みたいな。都会で寂しいひとり暮らししてる人なら共感できる筈。全編に夜のロンドンの街中の「ひかり」が溢れてて、すごく明るくて賑やかに見える街と対比して悩みや孤独がより一層際立つ演出が良かったす。二十代後半(という設定)の主人公がいい年こいて変な髪形してるとこも伝言ダイヤルに電話しそうな女の子っぽくていいっすね。ファンタジーや大逆転が起きて一気に人生が好転するってことはなくてこれからも今まで通りの日常が続いて行くけど、でもなんとなく希望はあるよね的なラストも良かったかな。でも人付き合いなんて煩わしい、俺はひとりでも生きていけるんだよって強固な意志の持ち主には鼻で笑われる映画かもしれませんな。予断ですが10年ほど前まで「じゃまーる」という雑誌がありまして、その雑誌に伝言ダイヤル的な機能があったらしいんだけど(その後携帯の出会い系に取って代わられる)、その伝言ダイヤルによるいい出会いを知ってるので、きっとその頃までの出会い系はまだ捨てたもんじゃなかったんだろう(映画では別にいい出会いしてないけど)。ちなみに主人公の女優さんは作中では二十代後半という設定ですが、このとき実年齢は38歳くらい!
by yoakenoban_2
| 2009-12-21 18:47
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