例によって目が覚めた夜明けの晩

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2008年 05月 12日

With a Little Help from My Friends

昔からの同級生で去年の9月頃からまったく連絡が取れなくなったやつがいる。メールを出しても返事がない、電話をかけても出ない。最初は気にしてなかったんだけど、去年実家に帰ったときに、そいつと一番仲の良かった奴が「連絡が取れない」と言ってて、そのときに初めて、え、そういう事態なんだ、と思った。仕事を辞めたんじゃないかとかうつ病になったんじゃないかとか他の友達と話していたんだけど、とにかくまったく連絡が取れないので何もわからない。それから半年以上たつけど、状況は変わらず連絡が取れない状態が続いた。それが先日、こんど同級生の結婚式があるということで、そいつと一番仲の良かった友達が携帯に電話をかけた(メアドは既に変更されていてメールが届かなかった)。そうしたらそいつが出て、何ヶ月ぶりかに話をすることが出来たらしい。が、明らかに電話のやりとりがおかしい。

「仕事辞めたの?」
「やってます」
「XXの結婚祝いでみんなでプレゼント渡すんだけどどうする?」
「お任せします」
「結婚式は出るの?」
「申し訳ございません」
「なんで敬語なの?」
「すいません」

とまあそんな調子で、その他何を言っても「はい」と「すいません」しか言わずに、こちらが何か言わないとシーンとして何の会話もないような状態だったそうな。そんな状況なので、詳しいことは何も聞けずに、結局彼のことは何もわからないまま。前は冗談で、「そのうち死んじゃったりして」みたいなことを言いあってたけど、さすがに今回の電話の様子が明らかにおかしかったので、近々仲の良かった友達がそいつの親に連絡してみて状況を聞いてみるつもりだという。いったい何が起きているのか誰もわからないが、確実に良くないことが起きていることは確かだろう。

話は変わって、今日。先日Blogに書いたとおり、自己啓発にはまってる昔の同級生に誘われて、新しいビジネスとやらの話を聞きに行きました。場所はビジネス街のビルの一室、机と椅子があるだけの簡易レンタルオフィスのような場所。話をしてくれたのは、経営やマネージメントに詳しいというどっかの会社のおじさん。薄々というかほぼ確実に怪しいだろうと思い話を聞きに言ったのですが、えらい長いこと色々説明されましたが、まぁ結果はやっぱりいわゆるマルチ商法、ねずみ講の類でしたね。来年オープン予定の、とあるWEBサービスの先行会員になって、新たに会員を紹介すればマージンが発生し、子会員が増えれば増えるほど得られる利益が増す的な。oioi、どう考えてもこんなのマルチじゃーん、と思って説明聞いてる間に何度か笑いそうになったよ。そして同時にこんなものを簡単に信じて大金払ってる同級生に対して悲しい気持ちになった。ちなみにその会員権とやらは40万円弱です。サービスが始まったら、参入企業の広告費や一般会員が払う通信費で得た収入の70%を先行会員に還元するとも言ってたけど、常識で考えてそんなわけねーじゃん。そのWEBサービス自体は、本当にその通りに実現したら凄いものだったけど、説明聞いてる中で幾つも色々な疑問点があって、ちょっと実現するのかどうか疑わしさを感じた。大体サービス自体が素晴らしいものならわざわざマルチまがいのことして人を集める必要ないと思うんだけど。怪しいと思われるだけ。友達も説明してくれたおじさんも、やたらと即決での返答を要求する素振りをして来たけど、興味のある振りをして即決は出来ないんで考えさせてくださいと言ってその場は誤魔化した。

自分の予想だけど、おそらく説明してくれたおじさん自体はこの先行会員とやらにはなっていない。このWEBサービスを展開しようとしている会社の社員でもないし(その会社もサイトが簡素すぎて怪しい)、経歴を聞くと展示会での即売会などそういうビジネスにずっと携わってきた人らしい。貰った名刺のメアドもフリーメール。要はその道のプロってことで、サービス会社から依頼されて興味のある連中に言葉巧みに勧誘する役割なんだろう。ちなみに問題のサービスをネットで検索したら会社のサイトよりも2ちゃんのスレが上位に表示されましたとさ(笑)。

そんな類の話だろうとは思ってたけど、今回話を聞きにいってみたのは、まあ暇だしなんとなく面白そうっていうのもあったんだけど、あんまりひどい話だったら同級生に目を覚ませと忠告してやるつもりだった。でもね、やっぱりそういう人を目の前にすると、何も言えないですね。同級生は自分も金を払ってるし人を騙すようなやつでもないし、心から信用して進めてくれてるわけですよ。それに水をさすような事を言っても、たぶん関係が壊れるだけだなと。僕はそれこそそいつを20年以上前から知ってるし、そういうのにはまってても別に一緒に飲みとか遊びにいって普通の話をする分には全然いいと思ってるし。でもやっぱりいい奴だった同級生が詐欺師みたいな連中のいいカモになってるのは悲しいですね。世の中こんなもんなんだね。

「俺たちの生活じゃこのままいったら今後一発逆転っていうのは無いと思うんだよね」

そういうふうに言われた。そのとき、自分は素直に別に一発逆転は望んでいないと思った。普通に仕事をして、好きなことをやって、そのうちいい家庭を築いて、みたいな、そういう幸福を追求していければいい。最も今の時代はそれも難しくなりつつあるわけなんだけど。

友達が助けてくれるなら なんとかやっていける
友達が助けてくれるなら きっと気分もよくなる
友達が助けてくれるなら 頑張る気も起きる


そんな風にビートルズは歌ってた。連絡が取れなくなった友達も自己啓発にはまっている友達も、知り合ってから20年以上たつ。自分は良くも悪くも本質的にはずーっと昔から変わってないと思うし、ずーっと昔から同じ好きなことやって遊んでる。変わらないのか、変われないのか、どっちなんだ、という感じで。彼らはどうなんだろう。今のところ彼らを救ってやる術は自分にはないし、たぶん自分はそういう役割でもないだろう。生きるってのは難しい。
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by yoakenoban_2 | 2008-05-12 23:59


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