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例によって目が覚めた夜明けの晩

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2008年 09月 08日

Supercoven

今日聴いたもの。


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PENTAGRAM / 1972-1979 [LP]
ドゥームメタル界では大御所となるペンタグラムが70年代に発表したシングルや未発表曲を収めた編集盤。ドゥームメタルの名盤とされる1stアルバム(未聴)が出たのが85年なんだけど、70年代初頭にもう既に活動していたんですね。70年代にはドゥームメタルなんて言葉はまだないわけなんですけど、この頃のPENTAGRAMがやっているのはBLUE CHEERなどの60'sロックから影響されたヴィンテージ・ハードロックでチープながらも渋かっこいい。この時代の音源は2000年以降にCDの編集盤が出てて、たぶんそれであらかた聴くことが出来ると思うんだけど、CDのライナーを読むとこの頃のPENTAGRAMはメジャー志向でなんとかレコード会社の目に留まろうと四苦八苦していたみたいで。時代を考えれば当然なんだけど。だから曲もけっこうキャッチーだし、ローリングストーンズの秀逸なカバーもやってたり。このLPはvol.2も出ているらしいんだけど、どちらも入手困難なのでCDの編集盤がお勧め。ちなみに自分が持ってるLPのジャケは白黒で画像とは若干違いますが、ネット上で見つからなかったので。


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ELECTRIC WIZARD / Supercoven [LP]
2ndアルバム「Come My Fanatics」と双璧を成すELECTRIC WIZARDの最高傑作、98年の12”。「Supercoven」と「Burnout」の2曲入り33分。画像はSouthern Lord盤だけど、自分の持ってるのはUKオリジナル盤。しかし Southern Lord盤のほうが2曲追加されていてお得だったりする。でも現在Southern Lord盤のCDも廃盤のこの作品はアナログではまず見つからないので良しとします。とにかく「Supercoven」がド級のヘヴィネスが意識をどっかにトリップさせるグルーヴを発しまくるドゥーム/ストーナーの超名曲。うちのスピーカーで低音全開でかけるとマジでやばそうだったけどさすがに苦情が怖いので自粛(笑)。B面の「Burnout」もサイケなうねりが徐々に、そして淡々と続いていくラリパッパなストーナーで18分の大作。そしてあくまで普通に唄うボーカルの声も、変に叫んだりうなったりするより、このバンドには合っていると思うのです。それにしても去年のライブは神すぎましたね。ドゥーム/ストーナーの極北。

by yoakenoban_2 | 2008-09-08 22:57


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