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2011年 02月 13日

in 辺境

Sublime Frequencies
Finders Keepers Records

最近マイブームの辺境音楽で注目のレーベル、米のSublime Frequenciesと英のFinders Keepers Records。Sublime FrequenciesはSUN CITY GIRLSという割と名の知れたロック・バンドのメンバーが、趣味の民族音楽収集の延長で始めた(?)かなり業の深そうなレーベル。両レーベルのリリースはまだまだ全然聴けてないんだけど、辺境レアグルーブを追いかける上ではチェックの必要ありかと。

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V.A / Saigon Rock & Soul -Vietnames Classic Tracks 1968-1974-
これはSublime Frequenciesからリリースされたブツで、ベトナム戦争が激化の一途を辿る60年代から70年台にベトナムで活動していたミュージシャンやシンガーの音源を集めたコンピレーション。いきなり辺境物ここに極まれりという堂々とした佇まい・・・のように思える。内容はベトナム戦争下、米兵が聴くためのラジオから流れる西洋のロックやソウルに影響を受け(*注:たんなる予想)、それを自国の歌謡曲の持つオリエンタルな音とせーのでごった煮にしたような荒々しいガレージ/ファンク/ソウルに天然サイケなサウンドで正に唯一無二。ジャケの眼鏡のねーちゃんはかっこよすぎだし裏ジャケのねーちゃんはヒッピーみたいだし悲惨な戦争の最中でもこんな音楽が生まれていたんすなー。現時点ではアナログでしかリリースされていないというのもなんとも。かなり強烈。


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V.A / The Sound Of Wonder!
そしてこちらはFinders Keepersのリリース。前回記事のCHRIS MENISTさんが選曲に携わっている、70年代くらいにパキスタンで製作されていた映画のサントラ集。もちろんどれもこれも日本で見ることは不可能なように思える全くわけのわからない映画ばかり・・・。でもインド映画のことをボリウッドと呼ぶようにパキスタン産の映画はLollywood(ロリウッド?)なんて呼び名があるらしいので好事家の間じゃ有名なんだろうか?ともかく音はこれまた独自のポップ&ファンキーさを持ったオリエンタルとかエキゾとかいう言葉しか思い浮かばないようなサウンド。やっぱパキスタンの映画もインド映画みたいに大勢で踊る感じのミュージカル(?)みたいな映画なんだろうか?ジャケとかわけわからんもんな。まぁインドの映画も観たことないけど(笑)。完全にB級なんだけど、そこがまたA級品にはない独自の味わいがあり・・・ってか辺境音楽って、そういうB級感含めた魅力なんだけども。


まだまだあんまり買えてませんが、最近はもっぱらこんなのとかも聴いてたりな感じで。
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by yoakenoban_2 | 2011-02-13 23:28
2011年 02月 12日

in Thailand

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先日、このパーリーへ遊びに新宿のOTOという箱へ。これまでにアフリカや南米のJAZZ/FUNK的な音源を多くリリースしてきた印象のあるSOUNDWAY Recordsが、タイの60's~70'sの音源をコンパイルしたレコードをリリースして、そのリリース記念パーリー。メインDJのMAFT SAIさんとCHRIS MENISTさんはそれぞれレーベルなんかもやってるらしく、タイで同名のパーリーを催しておりかなり盛り上がっているらしい。21時と早いスタートだったんで、21時半ころに歌舞伎町にあるパーリー会場入り。オープンドリンク?のタイの養命酒を貰い中に入ると既に人がポツポツ集まっていて、MAFT SAI&CHRIS MENISTがガンガンに音楽を流している。

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MAFT SAIさんはこんなトッポイ感じのタイ人で、なかなかいかしてました。もう一人のDJ、CHRIS MENIST氏はUKのあのSOUL JAZZでも仕事をしたり、近年は現在大注目のFINDERS KEEPERSのリリースにも携わっていたりとかなり筋金入りっぽい。元祖タイのPARADISE BANGKOKでも同様らしいんだけど、パーリー全体を通じて別にタイ一辺倒というわけじゃなく、アフリカンなJazz/Funk、ルーツレゲエ、辺境サイケ的な音楽など、バラバラなようでいて、こういう場で聴くとなんだか統一感ある気もする無国籍セット。日本人DJも和製レアグルーブとでも言える妙な歌謡曲やアジア物などの選曲で色々面白い、カオスで楽しい夜だった。会場のOTOも初めて行ったけど、場所は歌舞伎町の入り口であまり宜しくないけど、狭すぎず広すぎず、音もでかくていいし、なかなか良い場所でした。あれくらいの広さ、ちょうどいいなー。音楽が気持ちよすぎて酒を飲みすぎた。前にちょっとだけ働いてた職場の人とかが来てた。なんかDJとかやってるらしい。どこに縁があるかわからんもんですなー。21:30くらいに入って朝の4時に帰宅。いやいや楽しいパーリーだった。

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V.A / The Sound Of Siam -left field luk thung,jazz&molam in thailand 1964-1975
で、これがSOUNDAWAYからリリースしたタイ物コンピ。アシッド・フォーク同様、最近のマイブームとなっている辺境音楽の一環として購入。60年代から70年代の、欧米のJazz,Soul,Rockなどに影響を受けたようなタイの歌謡曲(演歌的なもの)など多く収録。中にはしっかりとモダンにジャズしてる曲なんかも。タイ語の語感以外にも、やはり曲そのものにもの独自のエキゾ感を感じる・・・。

このところこういった物に魅かれていたりするわけなんだけど、まぁ辺境音楽なんてジャンル名は便利だから使ってるだけで、「辺境音楽」と名付けて「レアグルーブ」として聴くことに、サブカルのモンド消費と捉えられたりしかねないかもしれないんだけど(笑)、やっぱり確実に英語圏の音楽とは違う良さが感じられるし、自分は聴いてて音楽として気持ちいいし感覚としてはレゲエを買いまくってた頃と同じ。こういう音楽を、そんな感じで捉えられるようになったのはやっぱり年取ったからなのかなーとか思うけど(笑)。逆に言うと、若い人はもっと他に聴くべき物があるだろ、みたいな(笑)。
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by yoakenoban_2 | 2011-02-12 13:38
2011年 02月 03日

Wayfaring Strangers:Ladies From The Canyon

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■V.A / Wayfaring Strangers:Ladies From The Canyon
最近、ちょっとアシッド・フォークにはまってまして。そのきっかけとなったのがこれ、米のレーベルNumeroからリリースされているフィメール・ボーカルのアシッド・フォーク/フリー・フォークコンピ。まぁ僕なんかはアシッド・フォークとフリー・フォークの違いもよくわかんないんだけど(笑)たぶん同じようなものでしょう。フォークなんかまったく詳しくないんで収録されてる人たちのことは全然知らなかったんだけど、どうやら元々70年台あたりに自主制作盤だけ出して消えていったようなシンガーばかり収録されているようで、その道のマニアにとっても「どマイナー」な人たちばかりの模様。

しかし、これが本当に全く無名の人たちだったとは思えないほどの超名曲のオンパレード!(言い過ぎか。)基本的にギターやピアノを中心の弾き語りばかりなんだけど、それぞれ個性的でなにより曲が良すぎるんで全く飽きさせない。シンプルでありながらどこまでも深遠。この時代、無名シンガー達の無数の曲の中にはこんな名曲がゴロゴロしていたんだろうか?

予断だけど、アシッド・フォークというとサイケなイメージがあるけど、このコンピは所謂サイケデリックな曲調の曲はあまり見当たらず。自分もアシッド・フォークの定義については少々疑問に思ってたんだけど、アシッドフォーク本によると海外ではサイケとかドラッグとか関係なく、マイナーなフォークをひとまとめにアシッド・フォークと呼ぶらしい。なるほど。しかしこんな深すぎる曲だけを残して時代の中に儚く消えていった彼女たちの存在こそ、幻みたいでちょっとサイケだな。


素晴らしい。

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by yoakenoban_2 | 2011-02-03 21:26